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2023/02/24

擁壁がある松山市の家は売却できる?

擁壁がある松山市の家は売却できる?

松山市で家の売却を考える際、「擁壁」の存在に悩まされる方もいるかもしれません。擁壁がある場合、通常の家売却とは異なった注意点が存在するため、売却方法を工夫する必要があるでしょう。今回は、「擁壁があって家を売れないかもしれない……」と悩む方に向けて、売却のコツなどを紹介します。

 

◎そもそも「擁壁」とは?

「擁壁」とは、隣地と高低差がある土地において、側面の土が崩れないよう築かれた土留を指します。擁壁のような強固なコンクリートがない場合、こうした土地では建物の荷重や雨水の水圧によって、崖が崩落するリスクがあります。擁壁は、こうした災害から家や人を守る非常に重要な役割を担っているのです。

 

◎擁壁が“問題あり”だと売れないケースも

擁壁が家の売却を進めるうえで支障になるかどうか、気になる方も多いでしょう。結論から言うと、問題のない擁壁も存在します。安全性がしっかり確保されている「適合擁壁」であれば、通常の家と同様の扱いをされることが多く、スムーズな売却も可能です。

 

一方で、「不適格擁壁」と判断された場合、造り直しの工事を実施しない限り、価格下落のほか売却自体ができないというリスクが発生します。不適格擁壁と判断されるケースは以下の通りです。

 

・玉石

・大谷石

・間知石

・ガンタ積み

・二段擁壁

・ブロック塀

 

こうした不適格擁壁だと判明した場合は、少しでも早く「擁壁の造り直し」「がけ対策の特殊工事」を実施しなければ、思うような売却は見込めないでしょう。

 

工事に必要な費用

擁壁の工事を実施する際、注意しなければならないのが工事費用です。費用は擁壁の状態など、条件によって大きく変化しますが、面積(高さ×長さ)1㎡あたり約3~15万円をひとつの目安にすると良いでしょう。

 

工事ができないケースも

擁壁に問題があった場合、工事の実施がもっとも有効な対策と紹介しました。ただし、家の状態によっては工事ができないケースもあるでしょう。特に以下の場合、工事は実施できません。

 

・工事用の機械を入れるのが難しい土地

・擁壁の影響範囲の敷地に他人の土地・家がある

 

このように、自分の不動産に擁壁があるようなら、その状態については売却前にしっかりチェックする必要があります。

 

●「不適格擁壁」かどうか調べよう

擁壁が不適格かどうかについて、個人で調べることも可能です。明確に基準に反しているようなら、国土交通省から発行されている「我が家の擁壁チェックシート」を使用することで、不適格かどうかを判断できるケースがあります。「我が家の擁壁チェックシート(※)」では、「たわみや歪みの有無」「部分的な破損の有無」「亀裂・ひび割れの有無」などがチェック項目となります。

 

もし、判断が難しいようなら、役所の建築指導課に相談するのもおすすめです。ただし、口頭で状態を伝えるだけでは判断が難しい場合もあるため、必ず最新の建物の図面を持参してください。具体的な図面を提示すれば、適切なアドバイスが受けられるでしょう。

 

また、建築に関する知識に自信がなく、個人で判断するのが難しいと感じるなら専門家に査定を依頼する選択も検討してください。業者にもよりますが、擁壁が適格かどうかについて無料で査定してくれるところもあるので、積極的に利用しましょう。

 

擁壁の状態を判断するならば、基本的に建築士に依頼します。ただし、不動産の売却を前提にしているのであれば、不動産会社への依頼がおすすめです。不動産会社に依頼すれば、ただ査定するだけでなく売却に向けて有益なアドバイスも期待できます。

 

※出典:国土交通省「我が家の擁壁チェックシート(案)」

https://www.mlit.go.jp/toshi/toshi_tobou_tk_000067.html

 

◎「擁壁があって売れないかも」と迷ったら「買取」を検討しよう

売却を検討している不動産に擁壁があった場合、ここまで紹介してきた「不適格擁壁」に該当するかどうかは大きな不安材料となるでしょう。実際、擁壁のある家は避けられる傾向にあり、望むような売却が実現しにくくなるリスクがあります。

 

どうしても不動産を売却したいのであれば、「仲介」ではなく「買取」の選択をおすすめします。買取とは、一般人ではなく不動産会社が買主として物件や土地を購入するスタイルです。擁壁の修復に多大な金額がかかるのでなければ、仲介よりも売却の可能性は高くなるでしょう。買取は仲介に比べて売却価格が下落するデメリットがあるものの、時間をかけずに売却できる点も特徴です。

 

また、買取であれば売却後に瑕疵担保責任を負う必要はないため、余計なストレスを感じずに済む点も大きなメリットとなるでしょう。

 

◎擁壁のことでお悩みなら、C-next不動産にご相談ください!

擁壁などの自分一人では判断しがたい問題に悩み、売却の決断を下せない方は少なくないかもしれません。そこで重要となるのが、相談相手とする不動産会社の存在です。優良業者であればお客様の悩みに寄り添い、的確なアドバイスをしてくれるでしょう。

 

愛媛県松山市に拠点を置くC-next不動産なら、不動産に関するさまざまな経験と知識が豊富なスタッフが、お客様の悩み解決に向けてしっかり対応いたします。擁壁があって売却できるか不安という悩みに対しても真摯に寄り添いサポートするため、相談相手を探しているようならC-next不動産までご連絡ください。

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