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2022/12/26

地中埋設物がある松山市の不動産、売却は可能?

地中埋設物がある松山市の不動産、売却は可能?

不動産を売却する際、注意すべきポイントのひとつが「地中埋設物」です。地中埋設物とは読んで字のごとく、土地の中に埋まっている障害物を指します。この存在が売却後に発覚すると、大きなトラブルにつながりかねません。そこで今回は、地中埋設物の種類や撤去すべき理由を紹介します。

 

◎地中埋設物にはどんなものがある?

地中埋設物は撤去する必要がありますが、具体的に何が該当するか把握していなければ、扱いに困るかもしれません。基本的に、地中埋設物には以下の種類が存在します。

 

・建設廃材

地中埋設物として、まず挙げられるのが建設廃材です。かつての建物を解体した業者がいい加減な場合、コンクリートや鉄骨、瓦屋根といった建築廃材がそのまま地下に埋まってしまっているケースがあります。こうした埋設物があると、新たな家を建てる際に必要な基礎工事ができなくなる懸念もあるのです。解体したときに見積もりに入っていない追加費用が発生することも想定されます。そのため、十分に注意しなければなりません。

 

・古井戸、土管、浄化槽

建設廃材のほか、昔からその土地にある古井戸や土管、浄化槽についても地中埋設物に該当します。仮に古井戸が埋設しているようなら、地盤沈下の原因となりかねないため埋め戻し工事を実施する必要があります。また、古井戸の撤去には供養が、浄化槽の場合は清掃、消毒が必要となり、工事には専門技術を必要とします。そのため、然るべき業者への依頼が求められるでしょう。

 

・医療廃棄物や旧建物の地下室

不動産のある場所次第で、医療廃棄物や旧家の地下室が存在するケースも見受けられます。非常に珍しいケースではありますが、これらも地中埋設物に該当するため、専門業者に解体を依頼しなければなりません。

 

●地中埋設物の撤去が必要な理由

地中埋設物に対処せず放置していると、強い地震が生じた際に被害が大きくなる危険性があります。また、前述した通り新たな建物を建設する際の支障ともなりかねません。その他、生活するうえで健康に被害が及ぶ心配もあるでしょう。

 

●地中埋設物の放置は賠償問題に発展することも

もし地中の埋設物を放置したまま売却した場合、買主側から瑕疵担保責任を問われるリスクがあります。瑕疵担保責任とは、不動産を売却した後でも売主が負うべき責任を指し、場合によっては売主負担で修繕などの対応をとる必要があるでしょう。こうした責任を放棄していると、状況次第で裁判にまで発展し、経済的損失のみでなく社会的信用を失う事態に陥るリスクは否定できません。重大なトラブルを避けるためにも、必ず地中埋設物に対処するようにしてください。

 

「買取」によって不動産会社に土地や建物を売却した場合、瑕疵担保責任に問われることはありません。しかし、後々地中埋設物の存在が発覚した場合には、別途損害賠償を求められるケースも考えられます。そのため買取であっても、地中埋設物には適切な対処が求められます。

 

◎地中埋設物の調査方法を知ろう

地中埋設物の有無を調べるためには、いくつかの調査方法を把握する必要があります。調査方法には主に以下の3種類があるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。

 

・ボーリング調査

地中埋設物の調査として、もっとも信頼性の高い方法が「ボーリング調査」です。ボーリング調査では、実際に穴を掘り埋設物があるかどうかを調べます。地下水調査によって土壌汚染の状態も確認可能なため、有用性のある方法となるでしょう。

 

・地歴調査

「地歴調査」とは、古い地図や地質図、地形図、登記簿、航空写真などを調査することで、埋設物の有無を調査する方法です。地歴調査によって過去にガソリンスタンドやクリーニング店が建っていたと発覚した場合には、改めて埋設物の有無を確認する必要があります。

 

・非破壊検査

「非破壊検査」とは、地中レーダー探査などによって埋設物を調査する方法です。アンテナによる電磁波照射を駆使して、地中のどの部分に埋設物があるかを素早く発見できます。また、土地の表層の重金属の汚染状況を調べる「表層調査」も存在します。

 

◎撤去情報は買主に必ず報告を

地中埋設物が存在した場合、重要となるのが買主への報告です。仮に地中埋設物を撤去したとしても、後々のトラブルを避けるため買主には必ず事実を報告してください。こうした姿勢が買主との信頼関係構築につながり、取引を成功に導くはずです。

 

一方で、もし土地に地中埋設物が確認された場合、通常と比べて買主が見つけにくいリスクも想定されます。その場合は、不動産会社が直接購入する買取の選択も検討しておきましょう。

 

◎不動産売却でお困りの場合はC-next不動産へ!

所有している土地に何が埋められているか、日頃から不動産業に携わっていない限り把握は難しいでしょう。もし、不動産売却を検討するにあたって地中埋設物の存在や調査方法、撤去方法に悩みを抱えているようなら、C-next不動産にお問い合わせください。

 

愛媛県松山市に拠点を置くC-next不動産なら、不動産に関する経験と知識が豊富なスタッフが真摯な対応をお約束します。地中埋設物の悩みに対しても的確なサポートを実施するため、対応を検討中ならC-next不動産までご連絡ください。

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